申年にちなんで庚申山。町営の国民宿舎かじか荘のある銀山平が登山口。
平坦な林道を庚申川の渓谷美を見ながら歩む。 1時間ほどで庚申七滝と一の鳥居に着く。水面沢に沿って巨木や巨石の間を縫うように山道をのぼる。休憩を含めて約1時間半で、猿田彦神社跡である。
江戸中期、庚申信仰が盛んになる。青面金剛や帝釈天を本尊とするのが仏教系。猿田彦神を祀るのが神道系である。
庚申山講は庚申山に登り、猿田彦神社に参詣するのが習わしであった。幕末に寄進された山道の石柱が当時を偲ばせる。 トイレ、水場のある庚申山荘の前庭で休憩後、屏風のような岩壁が聳立している庚申山に向かう。
奇岩や巨石の間をくぐったり、クサリ場やハシゴをよじったり、登る大胎内くぐりの山道が続く。
滝沢馬琴「南総里見八犬伝」の庚申山の夜の化け山猫が出そうな雰囲気はある!
樹林帯の平坦地に出ると頂上が近い。山頂の少し先に皇海山や白根山が見える展望地がある。
信太 一高 |